「令和5年度東温市地域協働事業費補助金成果報告会」を開催しました

 令和6年5月28日(火)、東温市農村環境改善センター(地域協働センター中予東温)にて約50人の参加者を得て「令和5年度東温市地域協働事業費補助金 成果報告会」を開催しました。
 開催に先立ち杉森正敏地域協働推進機構長から開会あいさつがあった後、第1部において、地域と連携した教育推進の取り組み2件について報告がありました。

◇職場体験プログラム受入企業支援及び交流支援事業(社会共創学部/地域協働センター中予 岡本 隆)

◇東温ひと育てカンパニー~地域で育てる地域の人財~(教育学研究科 中尾 茂樹)

 第2部において、昨年度の東温市地域協働事業費補助金の採択を受けた本学教員と各企業との産学連携の取り組み4件について報告がありました。

◇廃棄リチウムイオン電池のレアメタルリサイクル事業(理工学研究科 青野 宏通)

◇冷凍保存技術の向上を目指した新規冷凍システム開発と科学的検証(医農融合公衆衛生学環 若山 正隆)

◇プラズマ生成活性種を用いた養殖ウニ成長促進技術の開発(理工学研究科 池田 善久)

◇ダイヤモンド状炭素膜コーティング工具の開発(理工学研究科 豊田 洋通)

 最後に、今村健志地域協働センター中予センター長のファシリテートのもと各企業代表者を交えての意見交換を行いました。この中で、人口減少が進行するうえで次世代を担う若手技術者の就業並びに人材育成は喫緊の課題であるとともに、本事業において単年度で即効性のある成果を生み出すのは難しく、社会実装化と東温市の地域活性化につながる成果を生み出すためにも、引き続き本事業費補助金の継続的支援をお願いしたいとの多数のコメントが出されました。

 地域協働センター中予では、今後ともメインキャンパスが近距離である強みを最大限に活かしながら、多様な専門性を基に地域産業振興や教育推進をはじめ様々な中予地域の課題解決に向けて各ステークホルダーの皆様方と協働して取り組んでまいります。