「令和6年度東温市地域協働事業費補助金成果報告会」を開催しました

 令和7年5月27日(火)、東温市農村環境改善センター(地域協働センター中予東温)にて約35人の参加者を得て「令和6年度東温市地域協働事業費補助金 成果報告会」を開催しました。
 開催に先立ち地域協働推進機構の杉森正敏機構長から開会あいさつ、東温市の加藤章市長から共催者あいさつがあった後、第1部において、地域と連携した教育推進の取り組みについて共同報告がありました。

◇東温市を拠点とした教育推進の取り組み
(社会共創学部 岡本 隆、 東温市地域コーディネーター 小椋 さやか)

 第2部においては、昨年度の東温市地域協働事業費補助金の採択を受けた本学教員と各企業との産学連携の取り組み5件について報告がありました。

◇東温市中小企業理解促進のための若年層向け情報発信事業
(社会共創学部 岡本 隆)

◇廃棄リチウムイオン電池のレアメタルリサイクルにおける分離プロセスの確立
(理工学研究科 青野 宏通)

◇新規冷凍システムにおける水産品冷凍メカニズムの解明と展開
(医農融合公衆衛生学環 若山 正隆)

◇プラズマ生成活性種を用いた養殖ウニ成長促進技術の開発
(理工学研究科 池田 善久)

◇ダイヤモンド状炭素膜コーティング工具の開発
(理工学研究科 豊田 洋通)

 報告会では質疑応答も活発に行われ、参加者の関心の高さが伺えました。
 最後に、地域協働センター中予の岡本隆センター長から、今日の発表は市場性があり、実のある結果が出ていた。東温市は精密機械の工場が多いので、これを子どもたちも含め、みんなに知ってもらえたら、東温市全体が産業活性化するのではないか、そして協働の場として地域協働センター中予東温を使ってほしいとのコメントが出されました。
 地域協働センター中予では、今後ともメインキャンパスが近距離である強みを最大限に活かしながら、多様な専門性を基に地域産業振興や教育推進をはじめ様々な中予地域の課題解決に向けて各ステークホルダーの皆様方と協働して取り組んでまいります。